北九州市・子育て支援者向けリモート研修会「感情的にならない子育て」でお話ししました!

9月16日に北九州市小倉南生涯学習センターにて、支援者向け「感情的にならない子育て」について、お伝えしました。参加者は、会場に集まってくださり、私は自宅からzoomでお話しし、それが映し出されるという形です。

最近この形式でお声がけくださるケースも多く、8/25、26日も青森県青森市と弘前市で、2日間にわたってお伝えさせていただきました。

北九州市の今回の研修会は、そもそもは7月に北九州市立男女共同参画センター「ムーブ」のイベント内で、リアル講座をお受けしていたもの。イベント自体が中止となり、企画くださり、長年、北九州市で子育て支援に従事されているGGP代表の岩丸さんが、「何とか実現したい!」ということで、改めて企画くださった研修会でした。

「ムーブフェスタできなかったけど、研修できてよかったですーー!」という岩丸さんからのコメント、お役に立ったようで本当によかったです。

2時間15分の研修会で、感染対策を取りながら途中休憩もはさんで行われました。ご準備いただいた岩丸さん、みなさま、本当にありがとうございました!

アンケートは全員が「よかった」と言ってくださり(参加者のみなさん、やさしい♡)、感想コメントもいただきましたので、一部ご紹介します。一人一人が長文!しかも日々たくさん学ばれ、親子に寄り添っているみなさまからの感想は、とてもうれしいです。「・」が1人分のコメントです。

・虐待の中に「叩く」という行為が含まれ、また、怒鳴る事も精神的な苦痛につながり、子ども側が苦痛と感じるなら虐待であるということが、自分の子育てにおいても、子どもへの対応について改めて反省することもありました。

支援者の場面では、寄り添いながら情報収集し専門機関につなぐことが、大事であるが、いざ、その時にどのように対応するか、どのように言葉かけをするかを、グループワークや、ロールプレイングなどで、自分以外の方の対応を知ると、実際、そのような場面の時に、自分の言葉の引き出しも増えて、落ち着いて対応ができるのではと思いました。

・先生のたくさんのプロフィールが全て子どもに関わるものであることにまず、『スゴイ』と思いました。今虐待が起こりうる社会の中で生活していることは、人ごとではなく身近なところにいる…という事をヒシヒシと感じました。

産後サポートの仕事をしているので、少しでもママたちが産後を優雅に過ごせる世の中になるよう一層の努力をしていきたいと思いました。共感=支持ではない、自己決定に向けたアドバイスやヒントを与える…など、改めて学ぶ機会をいただきました。ありがとうございました。

・とても有意義な時間でした。ワタシにとっては久々のリアルな勉強の場でした。ワークも、頭フル回転でした。講義の中で、最も印象にのこったところはぐずって暴れる子供に叩かれる親に対しての声掛けでした。療育の現場では、不慣れな若いママがパニックになり泣き叫ぶこどもから叩かれたり、噛まれたりしながらひたすら耐えて我慢している、といった、見ていられない不憫な光景を時折みかけるからです。

子どもにどのように対応してよいかわからないまま、家の中で混沌とした時間を過ごし、自分を犠牲にしてきたママ達が、ようやく療育の扉をあけて来てくれた時、わたしはどのようにママたちに声をかけてあげるべきか、と今一度、考えました。

だんだん、自分も歳を重ね、仕事に「慣れ」もでてきます。だからこそ、こういった勉強会に足を運ぶ機会が大事なのだな、と思いました。ありがとうございました。

・「しつけ・・・学びながら自己決定していくこと。」とても印象的でした。子どもたちそれぞれ大事に思っていますが、年齢、性格が違うので同じようにかかわるわけでなく、子どもたちは、親のかかわりを、お互いに比べあったりする時期もありました。さみしい思いをさせたり傷つけてしまったこともあったと思います。でも、親以外に子どもを大事に思ってくれる人がいつもいたことを、とてもありがたく思います。親も子どももずっと悲しみを抱えていることはなかったと思います。一番下の子がもうすぐ1年生。親としては14年間の乳幼児期の子育てがもうすぐ終わるさみしさでいっぱいですが、「あのねの時間」、親が隙間時間をつくり、乳幼児のお世話に追われて、行き届かなかったところに、もう一度、向き合いたいと思います。

支援者として、プレイパークでは、親も開放的な気持ちで、心地よく過ごしてほしいと思っています。職場や日ごろの生活で出会う、子育て中の親が安心して子育てできるように、いろいろな面でサポートしていきたいと思います。

まだまだご紹介したいのですが、すごくたくさんのコメントなので、この辺で。

今回のように支援者の皆様が、体罰禁止のベースを知っていただき、親への向き合い方を再確認していただけること、とても心強く思います。