「コロナやだ!」子どもが言ったらどうする?

親も生活体制を整えるのが大変

先日RACさん主催で「オンラインお茶会」でママたちとお話しさせていただいたのですが、参加者のママから以下のようなご相談がありました。

「4歳の子が、コロナやだ!って言うんです。どのように対応したらいいですか?」

今回の新型コロナウイルス感染症の影響で、皆様の中でも、同じような状況に直面し、対応に困っている方もいると思い、ブログに書かせていただきます。

政府から小中高校の一斉休校要請が出されたり、「不要不急の外出を控えるように」などの言葉が駆け巡り、働き方を調整せざるを得なくなった家庭も多いでしょう。連日の報道に親自身も不安やストレスを抱える生活を強いられています。

子どもも不安

親も大変なのですが、子どもも不安やストレスを抱えています。

子ども自身が「コロナやだ!」って言えることは、とても素晴らしいこと。これはそれまでの親子関係で、不安なことや困ったことを伝えて、それを親がちゃんと受け止めてくれているから。「コロナやだ!って言ったって、しょうがないじゃない!」と否定されるかもしれないと思ったら、なかなか言い出せません。

「そうだよね、コロナいやだよね」と受け止めたり、「ママも困っちゃうよー」なんて子どもに伝えてもいいかもしれません。

そして、そのうえで「どんなことがいや?」と聞いて、ひも解いてみましょう。

4歳児さんなら、親子で会話も十分できますから、子どもがなぜ嫌なのかを聞いてみるといいですね。

「外で遊びたい」「お友だちと会いたい」など、子どもの困りごとを聞いて、可能なものは対応の方法を考えてみましょう。

できることを考えてみる

厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症について」のサイトの「国民のみなさまへ」のところを読んでみると以下のように書かれています。

「換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることを避けてください。」

ここから、もちろん咳エチケットや手洗いなどの実施をすることを前提として、以下のようなことならできそうです。

・朝、規則正しく起きて生活習慣を整える:親自身もですが、特に乳幼児期は、毎日の生活リズムを整えておくことが大切。同じリズムで生活することにより、体調が整ったり、安心感も生まれます。

・お散歩しよう:人込みは避けるべきですが、一切、外に出ていけないわけではありません。親子で近所をお散歩しましょう。お天気の日にサイクリングも楽しいですね。

・公園で友だち親子とランチ:屋外の公園で遊ばせたり、大人数にならない程度で、コンビニなどでお昼を買ってきたり、持ち寄ってランチするのもいいかも。

・子どもに家事を手伝ってもらう:お掃除を手伝ってもらったり、料理を手伝ってもらったり。手作りおやつを一緒に作るのもいいですね。

気を付けたいこと

・新型コロナウイルスが心配だからと、乳幼児を自宅に残して買い物に行くなども聞きます。子どもだけを置いての外出は、とても心配です。

子どもと一緒に空いているスーパーで短時間買い物する、家族で週末にまとめ買い、ネットスーパーを使う、友だちと子どもを見あいながら交互に買い物に行くなどもいいかもしれません。

ママ友、パパ友同士でもLINEやメッセージなどで「どのようにやってるの?」と情報交換するのもおすすめです。

・テレビなどをつけっぱなしにしていると、新型コロナウイルスの心配な情報が、ひっきりなしに流れてきます。情報をキャッチするのは1日に1回など、制限しましょう。

先が見えず不安になることも多いですが、家族でコミュニケーションを取りながら、乗り切っていきましょう。不安なことがあれば、自治体の子育て相談窓口や保健センターなどに相談してみましょう。